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ソニア・マッセイさん殺害のショーン・グレイソン受刑者が刑務所で死亡

イリノイ州サンガモン郡の元保安官代理であるショーン・グレイソン受刑者が、服役中の施設で息を引き取った。元保安官代理の弁護人を務めるダニエル・フルツ氏が日曜日、その死を確認した。グレイソン受刑者は以前から大腸がんの治療を受けており、がんが肝臓や肺に転移していたことが判明していたと複数の報道機関が伝えている。…

ソニア・マッセイさん殺害のショーン・グレイソン受刑者が刑務所で死亡

イリノイ州サンガモン郡の元保安官代理であるショーン・グレイソン受刑者が、服役中の施設で息を引き取った。元保安官代理の弁護人を務めるダニエル・フルツ氏が日曜日、その死を確認した。グレイソン受刑者は以前から大腸がんの治療を受けており、がんが肝臓や肺に転移していたことが判明していたと複数の報道機関が伝えている。

サンガモン郡の元保安官代理の死亡とがん闘病

事件は2024年7月6日未明、イリノイ州スプリングフィールド近郊にあるソニア・マッセイさんの自宅で起きた。36歳だったマッセイさんが自宅の外部に不審者がいると110番通報し、グレイソン受刑者を含む2人の保安官代理が現場に急行した。家屋の点検後、室内で対応にあたっていた際、グレイソン受刑者はマッセイさんがコンロの上に置かれた熱い湯の入った鍋を扱う様子に気づいた。事件当夜の同僚保安官代理のボディカメラ映像には、コンロから離れるよう指示されたマッセイさんが鍋をシンクに移し、受刑者の発言を繰り返した後に「主の御名においてあなたを叱責する」と述べた様子が記録されていた。

その直後、グレイソン受刑者は発砲すると脅し、銃を抜いて鍋を置くよう命じた。マッセイさんが謝罪してカウンターの後ろにかがみ込んだところ、受刑者は至近距離から3発発砲し、そのうちの1発が頭部に命中した。現場に同行していたもう1人の保安官代理であるドーソン・ファーリー氏は裁判での証言において、自身はマッセイさんに脅威を感じておらず、グレイソン受刑者が銃を抜いたために自身の銃を抜いたと述べている。

裁判の経緯と仮釈放却下の判断

事件後、グレイソン受刑者は保安官代理を解任され、第一級殺人罪などで大陪審に起訴された。裁判で同受刑者側は、マッセイさんが熱湯を浴びせかけてくるのではないかと恐怖を感じて正当防衛として発砲したと主張したものの、陪審団はその主張を退け、2025年10月に第二級殺人の有罪評決を下した。今年1月の判決公判では、最高刑にあたる禁錮20年の実刑判決が言い渡されていた。

ソニア・マッセイさん殺害のショーン・グレイソン受刑者が刑務所で死亡
Photo: Abc7news

服役が始まって間もない今年5月、グレイソン受刑者は重篤な疾患や末期症状を抱える受囚を対象としたイリノイ州の法律に基づき、医療目的での早期釈放を申請した。しかし、イリノイ州囚人審査委員会は先月、この申請を全会一致で却下した。

ソニア・マッセイさん殺害のショーン・グレイソン受刑者が刑務所で死亡
Photo: Abc7chicago

イリノイ州囚人審査委員会の担当者は報道機関への声明において、委員会が3対0の投票でショーン・グレイソンの医療目的による釈放申請を却下したと書面で確認した旨を述べている。

サンガモン郡州検察局もまた、受刑者が以前からがんに罹患しており気性が公衆への脅威になり得るとして釈放に反対していた。マッセイさんの遺族は審査委員会の決定に安堵を示しつつも警戒を続ける姿勢を示しており、マッセイさんの従兄弟であるソンタイ・マッセイ氏は受刑者が繰り返し釈放を申請する可能性に言及し、これを阻止し続けなければならないと語っていた。

遺族の反応と社会に与えた影響

グレイソン受刑者の死亡を受け、マッセイさんの遺族を代理する弁護団は声明を発表し、ソニア・マッセイさんの死は正当化できるものではなく、彼女は今日でも生きているべきであったと主張した。また、ショーン・グレイソンが服役中にがんで死亡したことはソニアを生き返らせるものではなく、愛する人を亡くして悲しむすべての人々と同様に、彼の家族に対しても平穏が訪れるよう祈ると述べている。さらに、ソニアの家族はその痛みを痛いほど理解しており、残された生涯を通じて彼女の喪失を悲しみ続けるだろうと付け加えている。

Jury convicts Sean Grayson of murder in Sonya Massey's death
Handout image of Sonya Massey wearing a graduation cap. She carries a child, whose face has been blurred
Photo: bbc.co.uk

また、母親のドナ・マッセイさんは事件以来、深い悲しみと精神的な苦痛から抜け出せずにいる心境をメディアに語っていた。

この事件は全米で大きな論争を引き起こし、警察による過剰な武力行使への批判が高まる契機となった。グレイソン受刑者がサンガモン郡に採用されるまでに4年間で6つの法執行機関を渡り歩いていた経歴が明らかになったことを受け、イリノイ州議会は採用時に前歴の調査をより厳格に行うことを義務付ける「ソニア・マッセイ法」を成立させた。さらに、司法省による民権調査も行われ、地方自治体や警察当局との間で行動障害のある人々への対応訓練の拡充や移動式危機対応プログラムの策定を含む改革合意が結ばれている。

Ex-Cop Sean Grayson Dies in Prison After Fatally Shooting Sonya Massey: Cause of Death Revealed
執筆者について: nipponese

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