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2025-07-08 08:30:00
- ジョー・ジョンストン氏(69歳)とエレイン・ダーハム氏(63歳)の姉妹は、クルーズ船で暮らしている。
- 2人は独身の退職生活者で、これまでに合計1500日以上を船上で過ごしている。
- 2025年は、100日以上に及ぶホーランド・アメリカ・ライン(Holland America Line)のクルーズ船の旅を予約済みだ。
1週間のすばらしいクルーズ旅行を楽んだ後、ずっと船の上で暮らしたいと思う人は多い。独身で退職生活の69歳のジョー・ジョンストン氏と63歳のエレイン・ダーハム氏の姉妹は、この思い付きを現実に変えた。
「最初は30日、その次は45日、そして80日とクルーズ船旅行の期間を徐々に延ばした。すると、長い時間、船上で過ごすのが好きだとわかった」と、ジョンストン氏はBusiness Insiderに語った。
姉妹はいつも一緒に旅をしているわけではないが、合計で1500日以上、その多くをホーランド・アメリカ・ライン(Holland America Line)のクルーズ船で過ごしている。
2025年は大きなクルーズ船旅行の計画を立てた。ジョンストン氏はすでにホーアンド・アメリカ・ラインの124日間のグランド・ワールド・ボヤージュを予約しており、ダーハム氏は同じくホーランド・アメリカ・ラインの133日間のグランドクルーズ「ポール・トゥ・ポール(Pole to Pole)」に出かける予定だ。
2人は別々に航海に出るが、両船が4月にバルセロナに停泊する時にそこで再会する計画を立てている。
姉妹は旅をするために家を売った
2人は新しいライフスタイルへ完全に移行することを決め、ジョンストン氏は2014年、ダーハム氏は2022年に家を売却した。
「子どもたちは巣立っており、地元に戻ってくることはなかったので、世界中を旅するのに自宅を維持する必要はなくなった」と、ダーハム氏は言う。
ダーハム氏は不動産を売りに出し、所持品の約98%を売却した。衣類や日用品を持ち歩き、子どもたちとの家族写真を保存した。
ジョンストン氏は徐々に所有物の大半を譲ったり売却したりしながら、財産記録などの必需品と思い出の品を小さな収納家具にしまっている。

自宅の売却資金と、その維持に不要になった貯蓄でクルーズ船旅行の代金を賄っている、と姉妹は言った。
なにしろ、このクルーズ船での生活というライフスタイルは安くはない。2025年の133日間のグランド・ボヤージュ「ポール・トゥ・ポール(Pole to Pole)」の価格は一番安いプランで1人3万1199ドル(約450万円)、124日間のグランド・ワールド・ボヤージュは1人2万7354ドル(約400万円)だ。
公平を期して言うと、この料金には、食費、住居費、光熱費、娯楽費など、陸上で暮らしていれば必要な経費がすべて含まれている。
「一時はプール付きの大きな家に車を3台所有していた。それらがすべて不要になったので、旅行に使える資金が増えた」とジョンストン氏は言う。
クルーズ船旅行を続けるために、予算を慎重に組み、リピーター特典を利用している
クルーズ船で暮らす方が、伝統的な自宅の維持よりも費用効率が高いかどうかは一概には言えない、とジョンストン氏は語る。
結局のところ、少ない予算でクルーズ旅行をしたいならば、費用だけを見てプランを選んだだろう。航海期間が短い巨大クルーズ船でのカリブ海周遊を何度も繰り返す、ということだ。だが、ジョンストン氏はより小型船の長旅を好んだ。
このライフスタイルが可能なのは、ダーハム氏は過去20年間、無借金だったからだ。家の売却を決めた時、収支を計算し、目標を決め、倹約生活に務め、5年計画を立てた。そして今も毎年その計画を見直し、調整している。
姉妹はまたリピーター特典を貯めてそれを利用することで、予算を持たせている。ホーランド・アメリカ・ラインのリピーター顧客として、スペシャルティ・ダイニング(無料レストランとは別に有料で利用できる特別レストラン)やクリーニングを無料で利用できる。
また、視界が一部遮られる海側の安めの個室を選ぶなど、旅費を節約している、とジョンストン氏は言う。
このライフスタイルには難しい部分もあるが、その価値があると姉妹は言う
2023年だけで、ジョンストン氏は300日をクルーズ船で過ごし、ヨーロッパ、カナダ、ニューイングランドを周遊した。その多くの時間を友人や家族と離れてすごした。
「eメールやSNS、WiFi電話を使って友人と連絡を取っている。最近では、高校時代の友達とZoomでブッククラブに参加した。でも最大の問題は、月によって時差があることだ」とジョンストン氏は言う。
ジョンストン氏にとって、海上生活で最も大変なのは、航海の間に必要な処方箋薬をまとめ買いしなければならないことだ。
「一般的に、次の航海まで数週間を空けて、その時に90日分処方してもらう。キャンピングカーで生活する人向けのメールサービスを利用している」とジョンストン氏は言う。
また、投票も2人にとって厄介な問題だ。停泊地が変わる海外に滞在している間に、計画的に不在者投票をしなければならないからだ。それでも、必要に応じて新しいライフスタイルに適合している、とジョンストン氏は言う。
「長期クルーズはバケーションではなく、生活様式だ。船は家なのだから」
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