アルジェリア北東部で2026年8月26日、猛烈な熱波と強風を伴う森林火災が発生し、少なくとも12人が死亡しました。当局によると、ベジャイア、ジジェル、ティジ・ウズの各県で犠牲者が確認され、54人が火傷などで治療を受けています。消防当局は現在も数十箇所の消火活動を続けています。
ベジャイア、ジジェル、ティジ・ウズで相次ぐ犠牲者
アルジェリア内務省および市民保護当局の報告によると、8月26日に北東部の複数の県で発生した森林火災により、死者数は少なくとも12人に達しました。サイード・サユド内務大臣は国営テレビに対し、犠牲者の内訳を公表しました。
「ジジェル県で5人、ベジャイア県で4人、ティジ・ウズ県で3人の死亡が記録されました」 サイード・サユド、内務大臣
負傷者の数は54人に上り、そのうち少なくとも6人が重体で、ベジャイアの病院で集中治療を受けています。地元ラジオ局の報道によれば、犠牲者の中には8歳の少年と22歳の女性が含まれているとのことです。サユド大臣はモハメド・セディク・アイト・メサウデン保健大臣と共にベジャイアを訪れ、現地の状況を視察しました。
69箇所の火災と緊急避難
8月26日の午後8時(グリニッジ標準時19時)の時点で、消防隊はアルジェリア国内で69箇所の火災と戦っていました。特に被害が深刻なベジャイアとジジェルでは、多くの住民が自宅からの避難を余儀なくされています。地元メディア「ジジェル・ニュース」が配信した映像には、厚い煙に包まれる中、郵便局へ避難する住民の姿が捉えられています。

交通網にも大きな影響が出ています。国家憲兵隊によると、ベジャイア、ジジェル、セティフの各都市を結ぶ主要な幹線道路3路線が、森林火災の影響で通行止めとなりました。当局は消火のために多大なリソースを投入していますが、乾燥した気候と激しい熱波が活動を困難にしています。
気候変動と繰り返される夏の悲劇
過去の火災記録と比較すると、今回の事態の深刻さが浮き彫りになります。2023年7月には、ベジャイア周辺で発生した火災により30人以上が死亡し、数千ヘクタールの森林や農地、数百棟の住宅が焼失しました。また、今年7月にも全国で2,000件近い火災が報告されており、アナバ県では100人以上が一時避難を強いられるなど、夏を通じて火災リスクが常態化しています。

当局は火災の原因について調査を進めており、過去の事例では放火の疑いで逮捕者が出ることもあります。コンスタンティーヌ県では、7月の火災に関連して4人が公判前勾留されています。現在もベジャイアで18箇所の火元が活動を続けており、ジジェルでも12の自治体で消火活動が継続されるなど、予断を許さない状況が続いています。
The dire consequences of climate change are further exacerbated by recurring summer tragedies, as North Africa, including Algeria, becomes one of the fastest-warming regions on Earth over the past decade.