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「motorola edge 60 pro」カメラレビュー:箱根で見る8万円以下スマホの「色味学習機能」の実力 | Business Insider Japan

7月 15, 2025 / nipponese

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2025-07-15 08:30:00

motorola edge 60 proの「PANTONE Dazzling Blue(ダーズブルー)」。7月4日発売、直販価格は7万9800円(税込)。
撮影:林佑樹

物価の高騰に伴い、スマホのハイスペック製品の価格は上昇している。またコモディティ化(大衆化)が順調に進むカテゴリーでもある。

そうなると注目されるのがミドルスペックの製品だ。今回チェックするモトローラの「motorola edge 60 pro」は直販価格7万9800円。気が付けば重要な要素になっているカメラはどうなのか?

motorola edge 60 proのカメラは、カメラとしての役割をきっちりこなしてくれる。モトローラの体験設計によくあるソツのなさがそのまま反映されている。

堅実な絵作りが特徴のカメラ

電車と紫陽花の写真
とても無難に写る。今回は箱根を中心にお送りする。
撮影:林佑樹

カメラは定番の3眼スタイルで、超広角カメラ12mm(50MP、f2.0)、メインカメラ24mm(50MP、f1.8)、望遠カメラ(光学3倍、10MP、f2.0)。

超広角カメラとメインカメラ、インカメラは4ピクセルを1ピクセルとして扱い1画素あたりの集光性能を高める「Quad Pixel Technology」に対応している。

画角比較
上段左から超広角カメラ、メインカメラ。下段左からメインカメラデジタルズーム2倍、望遠カメラ。最大50倍のデジタルズームに対応するが良好ではないため割愛した。
撮影:林佑樹
超広角カメラの作例
超広角カメラ。端がやや流れやすいがメインカメラから切り替えても違和感が少ない描写なので扱いやすい。
撮影:林佑樹
メインカメラの作例
メインカメラ。天候や明るさを選ばず気軽に扱える。
撮影:林佑樹
望遠カメラの作例
望遠カメラ。日中は積極的に扱え、メインカメラとはやや方向性は異なるがアリな描写と遭遇しやすい。夜間については後述するが状況を選ぶ。
撮影:林佑樹

HDRが標準設定になっており、設定項目からオフにできない。端的にいえばグーグルの「Pixel」シリーズと同路線だが、少し味付けがされており、過度のHDRではなく堅実な絵作りが特徴だ。

記録の面でいえばバランスよく写っていることが重要で、画像処理部やレンズなどのモジュールのコストカットも考えつつ、ユーザー体験も十分に意識した妥当な仕様と言える。

樹木の作例
HDRの設定がなくてもいいと思うシーンが多かった。
撮影:林佑樹

ちなみに、HDRは「プロ」モードにするとオフになり、連写した際にも2枚目以降はオフになる。

連写時は、「カメラを切り替えて即撮影、カメラを切り替えて即撮影」くらいのテンポではオフにならない。走る子供やペットを撮る場合はまずオフになるが、ほとんどの場合で撮影結果が極端に変わるわけではない。

HDR比較の作例
左がHDRオン、右が連写でHDRオフにしたもの。サンプルは極端な例でギラついている印象を受けやすい。撮影データを確認してみて、ちょっとギラついた感じがしたら「プロ」モードにするくらいの運用でいい。
撮影:林佑樹
夜景の作例
HDRといえば夜景でもあるが、これも大人しい路線になっている。またいわゆる夜景モードである「ナイトビジョン」も用意されているが、極端な差はない。街灯が少ないときに選ぶくらいだ。
撮影:林佑樹
望遠カメラの夜景の作例
望遠カメラの場合も「ナイトビジョン」に切り替わることはほとんどなかった。どちらかといえば、少し拡大すると荒さが目立ちやすい点が気になった。
撮影:林佑樹

細かな設定を気にせずに撮影できるが、気になる部分もある。

撮影前のプレビューと「Googleフォト」アプリで見る場合(=処理後)で違いがあるため、そこで違和感を感じやすい。料理写真や暖色系の光源の場所ではとくに顕著だ。

プレビューのイメージ比較
左が処理後のデータ。右がPhotoshopで撮影時のプレビューを再現したもの。
撮影:林佑樹

また、他のスマホではあまり見ない傾向だが設定アプリの「ディスプレイ」配下にある「カラー」の設定は「鮮やか」がいい。

カメラを重視する場合、基本、他デバイスからの参照も考えて「ナチュラル」といったフラットな「カラー」を選ぶのがお約束だ。

ただ例えば、弊誌でのレビューの場合、motorola edge 60 proの「鮮やか」と色管理された比較検討・検証用のフラットな環境は雰囲気が近く、逆に「自然」はとくに暖色系が地味になりすぎで、ニュートラルとも異なる色だった。

主に料理の撮影を見て行くと、メインカメラでデジタルズーム2倍が無難だ。12cmほどまで寄れるが必然的に背景がボケやすいため、少し離してからとした場合、デジタルズーム2倍の使い勝手がいい。

和食の作例
料理モードらしい挙動はないようだが、これも無難な絵になる。
撮影:林佑樹
米の作例
ご飯はとくに環境光の影響を受けることになる。
撮影:林佑樹
甘味の作例
太陽光下でのスイーツ類との相性はとてもいい。
撮影:林佑樹

回避策として超広角カメラでクロップして被写界深度影響を減らした状態で撮影できる「オートマクロ」も用意されている。

だが、相当近づいていないと切り替わらないことと、切り替わる前の倍率を引き継ぐため、デジタルズーム2倍状態で切り替わった場合は低解像度の荒い絵になるといった挙動的な問題がある。

後者は画面では気が付きにくいため、途中から「オートマクロ」をオフにしていた。

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「自分好みの色味を学習する」新機能の実力は?

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