「トランプ氏「中止すべき」 独立250周年記念フェス、アーティスト7組相次ぎ撤退」
ドナルド・トランプ氏は、独立宣言250周年を記念する「US Freedom 250」フェスティバルから出演アーティストが相次いで撤退したことを受け、イベントの開催中止を強く主張した。同氏は自身のSNSを通じ、代わりに自身の支持者を募る大規模な集会を開催する意向を表明し、自身を世界で最も魅力的な存在であると強調している。 ## フェスティバルの崩壊とトランプ氏の「中止」宣言 アメリカ建国250周年という歴史的な節目を祝うはずだった記念イベント「US Freedom 250」は、今や収拾不能な混乱の渦中にある。報道によると、祝賀イベントの音楽プログラムに出演予定だった9組のヘッドライナーのうち、7組がわずか48時間のうちに相次いで出演をキャンセルした。アーティストたちが離脱を決断した背景には、イベントがトランプ氏個人の政治的功績を称える「超党派的」な色合いの強い集会へと変質してしまったことへの懸念がある。 この事態に対し、トランプ氏は自身のTruth Socialプラットフォーム上で、イベントそのものを「キャンセルしろ」と公言する異例の事態となった。同氏は、現在のイベント内容を「誰も聞きたがらない、退屈で不平ばかり言う高額な歌手たち」によるものだと酷評している。 「誰も聞きたがらない、退屈で不平ばかり言う高額な歌手たちを揃える代わりに、250周年記念の巨大なMAKE AMERICA GREAT AGAIN集会を開催すべきだ。中止にしろ、私がケネディ・センターへの関与を中止したのと同じように」ドナルド・J・トランプ、第47代アメリカ合衆国大統領(The Atlanticより) ## ケネディ・センターを巡る司法との対立 トランプ氏がイベントの中止を叫ぶ背景には、自身の個人的な野望が司法によって阻まれているという強い不満がある。同氏は、ケネディ・センター(Kennedy Center)の名称に自身の名前を冠することを目論んでいたが、連邦判事による差し止めによってその計画は頓挫した。 トランプ氏は、この決定を下した判事を「非常に偏見に満ちた、腐敗した連邦判事」と激しく非難している。同氏の主張によれば、ケネディ・センターは長年放置され、構造的にも財政的にも破綻している状態であり、自身の資金を投じて「センターを再び偉大に(MAKE THE CENTER GREAT AGAIN)」しようとした試みが妨害されたという。The Atlanticが報じたところによれば、トランプ氏は、判事がセンターの理事会に対して「TRUMP」という名称の追加を許可しなかったことに対し、猛烈な憤りを見せている。 ## 「AMERICA IS BACK」集会への転換 音楽フェスティバルの失敗を認めたトランプ氏は、即座に代替案を提示した。同氏は自身の代表者に対し、ワシントンD.C.の同じ場所、同じ時間帯で「AMERICA IS BACK」集会を開催する可能性を検討するよう命じた。 「私は代表者たちに対し、水曜日のワシントンD.C.で、同じ時間、同じ場所で『AMERICA IS BACK』集会を開催する可能性を検討するよう命じている。招待されるのは偉大な愛国者たちだけだ」ドナルド・J・トランプ、第47代アメリカ合衆国大統領(BBCより) トランプ氏は、自らを「世界で最も魅力的な存在」と位置づけ、自身の演説はかつてのエルヴィス・プレスリーの全盛期よりも大きな観客を集めると豪語している。BBCの報道によれば、この新しい集会計画は、アーティストの離脱によって空席となったプログラムを埋めるだけでなく、自身の司法闘争やケネディ・センターを巡る不満を直接支持者に訴える場として利用される見通しだ。 ## 建国記念日の意義と政治的分断…