ホリー・バクスターはボディビルダーであり、栄養士でもある。彼女は食生活にギリシャヨーグルトのような高タンパク食品と、アイスクリームのような｢楽しい｣ものを取り入れているという。
ホリー・バクスターの礼儀
- ボディビルダーで栄養士のホリー・バクスターは、ギリシャヨーグルトのような高タンパク食品は筋肉を作るのに役立つと話している。
- 彼女によると、最も成功するダイエット法は、長期に渡って一貫して続けられるものだという。
- 彼女はアイスクリームなどのおやつを食べるような余裕を持ち、食生活を楽しむことを大切にしている。
プロのボディビルダー兼栄養士のホリー・バクスター（Holly Baxter）によると、筋肉をつけるためにチキンと米ばかりを食べたり、高価なサプリメントを摂る必要はないという。
国際的な賞を受賞したフィジーク・アスリートのバクスターは、強く引き締まった体格のための最良の食事は、長期に渡って継続できるものだと個人と仕事上の経験から学んだと話している。
｢自分の好みに合ったものを見つけよう。それは超セクシーでもグラマラスでもないものだ。だけど、多くの場合、人は持続できない近道を探している｣と彼女はInsiderに語っている。
バクスターは食材を楽しんで食べながらタンパク質を十分に摂取し、筋肉質な体を手に入れられるお気に入りの方法をいくつか紹介してくれた。彼女が1日に摂取するタンパク質の量は合計約130グラムから140グラムで、この値は推奨範囲のほぼ中間だという。除脂肪体重（体重から脂肪量を除いた重さ、主に筋肉、骨、内臓、血液の重さのこと）1ポンド（約450グラム）あたりでは1グラムから1.3グラム程度を毎日摂取しているという。
プロテインシェイクは筋肉をつけるための魔法ではない
食生活でより多くのタンパク質を摂取するために栄養補助食品（サプリメント）を取り入れることは便利な方法だが、プロテインシェイクやパウダーは特別なものでも必要なものでもないとバクスターは話している。
彼女によると、ホエイプロテインも高価になってきており、プロテインシェイクが嫌いな人や財布が厳しい人は、その代わりに日常的な食事からタンパク質を摂ることもできるという。
｢私のように食べることが好きな人は、むしろ食事から取ることを推奨している｣
栄養士がよく勧める高タンパクなおやつのひとつ、無脂肪のギリシャヨーグルトは、栄養価が高く、好みの味付けやトッピングでカスタマイズできるのでバクスターもよく食べているという。
｢ギリシャヨーグルトは、カルシウム、ビタミンD、タンパク質が豊富で、腸内細菌からの恩恵も受けられる、本当に健全な食品だ｣
彼女はアスリート、特に女性の疲労や貧血を予防する鉄分を豊富に含むステーキも大好きだ。赤身の肉を週に3～5回ほど食べる。彼女のお気に入りはフィレ・ミニヨン（ヒレ肉を厚く切った小さめのステーキ）と一緒にチーズパン、ローストした野菜などを食べ、赤ワインを飲むことだという。
食事のタイミングは気にしないでOK
ワークアウトの直後にプロテインを摂取しないと効果が得られないというのは俗説だ。バクスターによると、いつ食べるべきかという懸念にとらわれがちだが、筋肉をつけるには食事のタイミングは関係ないという研究結果がある。
｢重要なのは、ワークアウトの前後数時間以内にタンパク質を補うことだ｣とバクスターは話している。
カロリー不足の状態で脂肪を燃焼させ、筋肉を維持しようとしているのであれば、ワークアウト前に何かを食べるとよいかもしれないと彼女は付け加えた。また、最高レベルのパフォーマンスが必要なアスリートにとって、トレーニングのために十分な炭水化物を摂取することも有効だ。
好きなものを食べる余裕を
タンパク質は筋肉をつけるために重要な栄養素だが、バクスターは楽しくない食事を続けるのは難しいと話している。
｢私は食事で、食の喜び、そして本当においしいものを食べることによって得られる満足感を重視している｣と彼女は述べている。
以前はいつも同じような食事であることに悩まされていたが、食事を楽しみ、筋肉をつけて健康を維持するための十分な食事を学び直さなければならなかったと、以前彼女はInsiderに語っている。
彼女は、アイスクリームやヌテラ、甘いシリアルなど、大好きなおやつを目標から外れることなく取り入れる方法を見つけたことによって、食べ物との健全な関係を築くことができたと話している。
バクスターによると、筋肉をつけるための食事をしたい人にとって、一貫性がそのカギであり、食を楽しむ余裕を持つことが大切だという。
｢筋肉をつけるという長期的な目標の成功を左右するのは、結局のところ、食事のバランスを守ることだ｣と彼女は話している。
