コロンビア国民解放軍(ELN)ゲリラが、約2週間前に同国北部でリバプールのサッカー選手ルイス・ディアス選手を誘拐した後、父親を解放したと政府が発表した。
地元テレビ局は、コロンビアのセザール州バジェドゥパル市の滑走路で、ヘリコプターから降下したディアスの父親の姿を映した。
ディアスさんと妻のシレニス・マルランダさんは10月28日、ラグアヒラ州で車を運転中、武装した男たちに連行された。 マルランダさんは数時間以内に解放された。
ディアスは先日のルートン戦でリバプールに終盤の同点ゴールを決めるために途中出場し、シャツをめくって「リベルタ・パラ・パパ」(「お父さんに自由を」)のメッセージを掲げ、父親の復帰を感情的に訴えた。
ELNは1週間前にディアスを釈放すると発表したが、同団体と政府との間でやり取りがあり、釈放は遅れた。 反政府勢力は軍事作戦が解放努力を妨げていると主張したが、軍はこれを否定した。
ディアスさんの誘拐は、少なくとも45万人が死亡したコロンビアの60年にわたる紛争における同グループの役割を終わらせることを期待して昨年再開されたELNとの政府の和平交渉を混乱させた。
両国は8月に6か月間の停戦を開始した。
ELNとの和平交渉で政府の交渉代表団は声明で、解放を祝い、ディアスさんは無事だったが、誘拐は「決して起こるべきではなかった」と述べた。
「ELNとの現在のプロセスは、今日に至るまで前例のないほど進んでいる。いずれにせよ、私たちの代表団は、ルイス・マヌエル・ディアスの誘拐によって私たちの対話が危機的な状況に陥ったと考えており、そのため、誘拐を根絶するための決断を下す時が来たと考えている。 」と声明は述べた。
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#ルイスディアスの父親捕虜によって釈放される
2023-11-09 16:40:35