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2023-11-18 08:45:58
イーロン・マスク氏が反ユダヤ主義の陰謀論を支持したことを受けて、X社(旧Twitter社)では大物広告主の流出が始まっているようだ。
非営利団体のメディア・マターズは、Xへの広告を一時停止する企業のリストに、アップル、ディズニー、コムキャスト、ライオンズゲート・エンターテインメント、パラマウント・グローバルを加えた。
映画製作・配給会社の広報担当者はAFPに対し、「イーロン・マスク氏の最近の反ユダヤ主義ツイートのため、ライオンズゲートはXでの広告を停止した」と語った。
IBMは木曜日、同社の広告がXで親ナチスの投稿の隣に表示されたとの報告を受けて、Xでの広告を停止したと発表した。
アップルとディズニーはコメントの要請に応じなかった。
同団体は候補者リストを掲載したウェブページで「大手優良企業はすべての広告を停止すると発表している」と述べた。
ホワイトハウスの叱責
ホワイトハウスは昨日、世界で最も裕福なマスク氏を反ユダヤ主義の「忌まわしい推進」で非難した。
ホワイトハウスは、物議を醸しているテスラとスペースXの大物マスク氏がXに関する反ユダヤ主義的な投稿に「あなたは本当の真実を言った」という言葉で返信したマスク氏の投稿に反応していた。
元の投稿は、ホワイトハウスと米国メディアによって、ユダヤ人が白人の多数派を弱体化させるために不法移民を呼び込む秘密の計画を持っているという白人至上主義者の間で長年の陰謀論への言及であると受け取られている。
最も悪名高いのは、2018年にピッツバーグのシナゴーグで銃乱射事件を起こし、11人を殺害した男がこのアイデアを推進したことだ。
ホワイトハウス報道官のアンドリュー・ベイツ氏はマスク氏の投稿に触れ、このような「ひどい嘘」を繰り返すのは「容認できない」と述べた。
ベイツ氏は「われわれは反ユダヤ主義と人種差別的憎悪を助長するこの忌まわしい行為を最も強い言葉で非難する。これはアメリカ人としての核心的価値観に反するものだ」と述べた。
「ムスクが引き起こす混乱」
Twitter(現在はXに改名)を引き継いでから1年、マスク氏はコンテンツモデレーションを骨抜きにし、以前は禁止されていた過激派のアカウントを復元し、ユーザーがアカウント認証を購入できるようにして、バイラルな(しかししばしば不正確な)投稿から利益を得られるようにした。
偽情報監視団体ニューズガードによる最近の調査では、Xの有料購読者がイスラエル・ハマス戦争に関する偽情報の大きな拡散者であることが判明した。
メディア・マターズは、「マスク氏が引き起こした混乱のさなか、親ヒトラー、ホロコースト否定、白人至上主義者、暴力擁護、ネオナチのアカウントにも企業広告が掲載されている」と、発見されたもののサンプルを掲載した投稿で述べた。 Xで。
Media Mattersは、Xでヒトラーとナチス党を宣伝する投稿の隣にApple、Oracle、IBMの広告が表示されているのを発見したと報じた。
「IBMはヘイトスピーチや差別を一切容認せず、このまったく容認できない状況を調査する間、Xでのすべての広告をただちに停止した」とニューヨークに本拠を置くテクノロジー企業はAFPの調査に応じて述べた。
X社の幹部はAFPに対し、メディア・マターズが指摘したアカウントを「一掃」したため、今後は広告から収益を上げることができなくなると語った。
同幹部によると、投稿自体には「機密メディア」というラベルが付けられるという。
同幹部は電子メールでの返信で、「広告はXの人々を追跡する。この場合、このコンテンツを積極的に探す予定だったMedia Matterの研究者だ。これがユーザーターゲティングの仕組みだ」と述べた。
#マスク氏が反ユダヤ主義的な投稿を支持したため広告主はXを削除