フィリピン、日本の援助で海上保安庁の巡視船5隻を進水へ | フィリピン

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2023-11-09 14:41:52

フィリピンは南シナ海の係争海域での哨戒能力を向上させるため、日本政府の融資を通じて5億ドル相当の沿岸警備隊船5隻を進水させる予定であると高官が木曜日に発表した。

マニラは日本の岸田文雄首相の訪問後、このプロジェクトを発表した。岸田首相は演説で日本が「フィリピンの安全保障能力の強化に引き続き貢献する」と約束した。

フィリピンは、隣国両国が係争している海域を含む南シナ海における中国の攻撃的な行動に対抗するため、海洋安全保障資産を強化し、同盟国との関係を強化している。

アルセニオ・バリサカン経済企画長官は記者団に対し、全長293億ペソ(5億2,500万ドル)相当の資金が東京から融資され、97メートル(318フィート)の船舶5隻が2027年から2028年の間に引き渡される予定であると語った。

「このプロジェクトにより、沿岸警備隊は西フィリピン海における重要な海上交通路を確保できるようになる」と同氏はとりわけ、南シナ海の領有権を主張する海域にフィリピンの名を用いて述べた。

「これはフィリピン沿岸警備隊が違法行為と闘い、フィリピン海域で海事法を施行するのにも役立つだろう」と同氏は述べた。

中国は、年間数兆ドルの貿易が通過する南シナ海のほぼ全域を領有権を主張しているが、中国の主張には法的根拠がないとの2016年の国際判決を無視している。

中国政府は、領有権主張を執行するため、係争海域に数百隻の沿岸警備隊やその他の船舶を配備している。

日本の政府開発援助は、フィリピン沿岸警備隊の能力向上に重要な役割を果たしてきた。

東京は近年、同庁の全長97メートルの巡視船2隻と44メートルの巡視船10隻の取得に資金を提供している。

岸田首相は先週のマニラ訪問中に、日本がフィリピンに沿岸レーダー監視システムを提供するとも発表した。

同氏とフィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領は、両国が互いの領土に軍隊を派遣できるようにする防衛協定の交渉を開始することにも同意した。

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