スペインのベテラン保守政治家がマドリードの路上で顔に銃撃される

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2023-11-09 14:08:14

マドリード(AP通信)-スペインのベテラン右翼政治家アレハンドロ・ビダル=クアドラス氏が首都の路上で銃撃され、マドリードの病院に搬送されたと警察が木曜発表した。

警察によると、男性は現地時間午後1時30分ごろ、中央通りで顔を撃たれたが、病院に搬送された時点では意識はあったという。

スペイン国営通信社EFEによると、警察は銃撃犯は黒いヘルメットをかぶったバイクで現場から逃走した人物とみている。

78歳のビダル=クアドラス氏は、スペイン保守人民党の長年の党員でカタルーニャ州の地域指導者、欧州議会議員を務めていたが、当時のマリアーノ・ラホイ首相と不仲となり30年間で離党した。

離党後は極右政党「ヴォックス」の設立に協力した。 同氏は2014年に欧州議員の議席を獲得しようとして失敗した直後、ボックスを辞めた。

警察は銃撃事件を捜査しているが、まだ逮捕には至っていない。

Voxのサンティアゴ・アバスカル社長は、ビダル=クアドラスさんの命が差し迫った危険にさらされることはないと信じていると述べた。

「ありがたいことに、アレハンドロ・ビダル=クアドラスは危機を脱したようだ」とアバスカルは語った。

人民党のアルベルト・ヌニェス・フェイジョー大統領は銃撃事件を遺憾に思い、回復を祈った。

ビダル=クアドラス氏はここ数年、政治活動を行っていないが、メディア解説者やコラムニストとして公の役割を維持している。

彼は欧州議会の副議長を務め、外交問題に強い関心を持ち、旧ソ連のカザフスタン、キルギス、ウズベキスタンへの議会代表団に参加した。

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